ほんとうの扉
ほんとうの扉
   ◇ 運命を改善する                              


ほんとうの扉

■人生の障害とは  ■ 運命は決められているのでしょうか 
■ 運命を改善する方法 +与えるものが与えられる +いつでも、ものごとの「明るい面」を視ましょう +善い言葉が善いことを引き寄せてきます +いつも善い未来を心に描きましょう +いつも「感謝の心」を持ち続けましょう +笑いは心を開く妙薬です +ご先祖様を大切に供養しましょう
■ ほんとうへの扉の鍵

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人生の障害とは
すべてのことが順調に運び、ひとつの悩みも持たずに生きている人は少ないでしょう。
私たちの人生は悩みに満ちています。誰もが何かしらの障壁に苦しみ、その障害を乗り越えようと苦悩しているものです。
私がまずみなさんにお伝えしたいことは、「自分が乗り越えられない障害は、自分には起こらない」ということです。あなたが乗り越えられる障害だからこそ、あなたの身にいまその障害が降りかかっているのです。ですからいまある障害や障壁や悩みを、あなたは必ず解決することができるはずです。

障害はたとえば道路標識のようなものです。人生を旅するあなたが道を間違えないように、また決められたルールを守って道を歩めるように、私たちにこころのバランスの悪いところを知らせてくれているものです。
あなたを取り巻く環境はあなたのこころの顕われです。人生の障害もまた同じことです。すべてはあなたのこころの反映なのです。
あなたのこころがバランスを欠いていると、あなたのエネルギーは偏った状態になります。するとあなたのこころは偏ったエネルギーを開放して、こころをバランスさせるために障害を発生させるのです。
別の見方をすれば、障害とはまるで電球のフィラメントのようです。抵抗(障害)があるからこそ、エネルギー(私たち)は光輝燦然として、美しく輝くものなのかも知れません。
                                               
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◆ 運命は決められているのでしょうか
運命の有無について、一度も考えたことのない人は少ないでしょう。
ままならぬ日々に苦しんでいるとき、信じられないような苦境にたたされたとき、努力しても努力してもなぜか裏目にことが運ぶときなど、これは運命のいたずらなのかと、自らをのろいたくなるものです。
果たして運命というものがあって、その運命ははじめから定められているのでしょうか。それとも運命などはほんとうは存在せず、すべては私たちの自由意志に任されているのでしょうか。

私たち日本人は、昔から「輪廻転生」という考えをどこかで肯定しています。「袖すりあうも他生の縁」という言葉もありますし、「後生だから助けてください」という、時代劇にもよく出てくる台詞もあります。
この生(今生)だけがどうもすべてではないのだと、私たちはこころのどこかで感じているのかも知れません。
この輪廻転生説を肯定すると、魂の繰り返しとともに業(カルマ)の継続をも受け入れることになります。そしてここに運命論が重なってきます。つまり、今生に起こるあれこれは、前世や過去世の因縁や業(カルマ・因縁果の法則ともいう)によってすでに決まっていて、それこそが与えられた運命なのだという考え方となるのです。
もしも実際に私たちが前世や過去世の記憶をすべて忘れずに保持していれば、運命の有無や業の継続についてこのように暗中模索を繰る広げるようなことにはならなかったでしょう。しかし実際には、私たちが限られた記憶(または前世などないか)しか持たないために、これを検証するには今生の記憶を超えた記録を紐解く作業が必要になってくるのです。
案の定私たち人類の歴史をのぞけば、これらの難問に挑んできた人々の奮闘が見えてきます。
たとえば、体外離脱によって幽霊界を探索した、エマニュエル・スウェーデンボルグやロバート・モンローなどによる霊界研究。卓抜したチャネリング能力を持った、エドガー・ケイシーのスピリチュアル・リーディングによる輪廻転生などの研究。エリザベス・キューブラー・ロスなどによる臨死体験研究。ヴェッテリニや浅野和三郎などによる、霊媒などを介した霊界通信による研究。J・L・ホイットンなどによる、退行催眠療法による過去世や中間世に関わる研究。東洋に伝承される哲学や神話や経典などによる記述など、あらゆる方法と方向性による研究を、私たちの先達は試みてきたのです。
そしてどうやらそれらの研究成果などから総合的に勘案すれば、私たちは結論を導き出すことができそうです。

果たして、私の導き出した結論は以下のようなものです。
私たちの運命は、すでにその50%は決定されているようです。
私たちは、いまの世だけに生きている存在ではなく、幾度も輪廻転生する生命です。私たちには前世や過去世があり、そして当然に今生につづく未来世もあるのです。
私たちは誰でもいずれこの地上(4次元の時空間)から去るときが来ます。それはこの物質の肉体が死を迎えることを意味しています。
私たちが肉体の死を迎えると、私たちの生命は死んだ肉体を離れ、霊魂(霊体)として幽界、霊界などの別の次元へと向かいます。
そして霊界のある場所にたどり着くと、そこで今生の再現映画のようなものを観せられます。このとき、私たちのそばには霊的に進化したガイド役の霊魂がサポートとして付き添っています。また、再現映像として今生のあれこれを検証するといっても、私たちは、私たちの人生について、サポート役の霊魂から非難されることはありません。まして、裁きの場に引きずり出されるのでもありません。これは裁判でも評価でもなく、気づきのための振返りの作業なのです。
しかし、私たちが今生で行った決断や選択や行動やそれによってもたらされた結果が、どのような意味を持つことになったのかを私たちは客観的に見つめる必要があります。そして、霊魂となった私たちは、肉体を脱ぎ捨ててきたために少しばかり波動が高まり、ことの実像をより正確に認識することができるのです。
サポート・スピリットは、有意義なこの振返りのときを側面から支援してくれます。そして、今生の正確な認識の上に立った、自己の進歩を図るための新たな課題について、私たちに助言してくれるのです。
その後、霊界の別の場所で充分休養した私たちは、サポート・スピリッツたちと次の生で体験(学ぶ)すべき事柄について、係わる人々や出来事なども考慮しながら「プラン」を立てます。そして、すべての準備が整うと、自分が次に宿るべき肉体を準備して、やがて再び受胎するために霊界を旅立って行くのです。
このとき私たち自身がサポート・スピリットたちの助言も交えて立てる「プラン」によって、私たちの運命の50%が決められるのです。

ただし、運命の半分はすでに決まっているといっても、それは生まれてくる両親や環境などの基本的な条件と、多くは出逢うべき人物や出来事などとその時期についてです。出逢った人とどのような関係を築くのか、起こった出来事にどのように対処するのかは、私たちのその時々の選択(自由意志)にゆだねられています。
出逢う人や遭遇する出来事に対して、なにを重視してどうのうに対応するかによって、その後の人生は刻々と変化していきます。つまり、私たちのこれからの選択如何によって、私たちの運命は大きく変わってゆくのです。

私たちを護り、導いてくれる守護霊・指導霊などの働きによって、運命の残りの50%のうちの半分(全体の25%)が左右されます。
私たちは魂の系譜を持っています。この世的にいえば、家系とか一族のようなものです。そして、その霊的系譜の中から、私たちの守護霊や指導霊が適切に選ばれています。
守護霊は、私たちの人生全般について守り導いてくれる存在です。また指導霊は、おもに私たちの才能に係わる分野や、職業などに関係した分野を受け持つ存在です。
彼ら守護霊や指導霊にも霊格があり、また霊力の強・弱があります。まれに、過去世の私たち自身の霊魂が、現世の私たち自身の守護霊や指導霊となっている場合もあります。

守護霊や指導霊は、私たちの霊的波動が変化すれば、入れ替わるようになっています。
私たちの霊的波動は常に変化します。それが低くなるのか、高くなるのかは、私たち自身のこころのあり様が係わっています。
大切なのは、なにを成したかではありません。なぜ、それを成そうとしたのかです。
私たちの生きる物質世界(現象界)、特に実業界は過程ではなく結果を重視する傾向が強いものです。しかし、スピリチュアルな世界で重要なのは、選択や行為のもととなった動機です。
あなたはいつでも、自分の選択や行動の動機、なぜそうしようとしたのかという点に、注意を向けるべきです。
それこそが、あなたの霊的到達点を表しているからです。そして、あなたの霊的波動が高まり、守護霊や指導霊が本来の力を発揮できるようになったり、またその人数が増えたり担当が入れ替わったりしたとき、あなたの運命は新しい方向へと進み始めるでしょう。これこそがあなたの望む運命のひとつの好転の形なのです。

運命の残りの25%は、まったくのフリーハンドです。あなた自身の選択と行動によって常に変化します。
運命は、確かにある程度は定められています。しかし、それはあなた自身が計画した「基本的プラン」であって、全体からすればそう多くない部分です。
運命は日々創られているものです。あなたの日々の選択と行動によって、創られていくのです。
コンピュータゲームを思い出してください。ロールプレイングゲームのDVDディスクの中には、あらゆる選択条件による未来が書き込まれています。選択の連続によって、あらゆる可能性の未来が開けてゆきます。あなたの人生も運命も、同じような仕組みになっているのです。
確かに運命はあらかじめ計画され、決定されている部分もあります。しかし、あなたの今後の選択によって、あらゆる方向への変化の可能性を抱え込んでいるものなのです。
                                               
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運命を改善する方法
あなたが変われば、運命も変わります。
あなたはあなた自身の運命のクリエイターです。あなたを変えるのは、あなたしかできません。あなたのこころ(それによって言葉と行動)を「真・善・美」に向けましょう。そうすれば、あなたの運命は「真・善・美」に向かって展開してゆきます。いつでも「愛」に満ちた、美しいこころを保っていれば、あなたのこころの鏡であるあなたを取り巻く環境も、愛に満ちた美しいものとなってゆきます。
何故ならまず心があって、その反映として環境が存在するからです。あなたの環境はあなたのこころを映す鏡なのです。
こころを「真・善・美」、つまりは「愛」で満たすことは、何も難しいことではありません。なぜなら、ほんらいのあなたのこころは「真・善・美」そのものだからです。それを捻じ曲げているのは、あなたの計らいのこころです。
なにかの事態に(出来事)に遭遇したとき、まずあなたのこころに浮かぶ「そのまま」を大切にしましょう。この「そのまま」のことを「初発の一念」あるいは「初一念」といいます。
空き缶が道端に転がっていました。それを目にしたとき、あなたのこころは「拾って捨てよう」と発念しました。しかし次の瞬間、計らいのこころが生まれます。「何だかかっこ悪いなぁ」とか、「拾ってもゴミ箱が近くになかったらどうしよう」とか、「ひとつぐらい拾っても大した役に立たないし」とかです。これらがあなたの「ほんとう」を覆い隠す「計らいのこころ」です。
「善をも思わず、悪をも思わず、是非善悪を思うのは「我」というものがあるからだ」と禅の六祖慧能はいいました。あなたは本来すべてのものと一体です。それを隔てて、「あなたという個」を形成しているように見せているのは、ただ自我のなせる業であって、これは幻です。
「初発の一念」は、その「我」が計らいのこころを起こす前に、あなたに起こるほんらいのあなたのこころの声です。これこそがあなたのこころの裡なる「ほんとうの生命」の声であり、「絶対理念」からの声なのですから、あなたはこのこころの声にこそ、信頼を寄せるべきです。このこころの声を道しるべとしてあなたの選択や行動をすすめて行けば、必ずあなたの運命は好転してゆくでしょう。なぜならそれは「こころの法則」に合致したものだからです。

それでは次に、あなたの運命を改善させる、具体的方法について考えてみましょう
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1.与えるのもが与えられる
この世の中には、「与えるものが、与えられる」という法則があります。
イエス・キリストはいいました。「誰でもあなた方がひとにすることは、あなた方にすることなのです」と。すべては作用と反作用のように、いずれはあなたに帰ってくるものなのです。
愛を与えなければ、愛で満たされることはありません。あなたがこころに愛を握っていて放さなかったら、あなたのこころは愛を受取ることができないのです。
すべては本来、分かち難く一体です。
ですからまず、あなたから与えましょう。あなたはたくさんの人に善きものを与えられるほど、すでに「絶対理念」によって善きものを与えられているのです。それを現象界に顕すには、同じように与えるという行為が引き金になるのです。
お釈迦様(ゴータマ・シッタールタ)が生きていたとき、弟子の一人が尋ねました。「ある村では今年も作物の出来が悪くて、村人たちはみな困窮しています。どうしたらその苦しみから救い出すことが出来るでしょうか」と。
お釈迦様は応えて言われました。「行って、托鉢してきなさい」と。
驚いた弟子は訊き返しました。「あの村には托鉢に応じる米一握りもないでしょう」と。
お釈迦様は優しい笑顔をたたえながら言いました。「だからこそ、托鉢に行ってきなさいといっているのです」と。
困窮しているのは物質の食料ではなく、村人の「こころ」なのです。
あらゆるものはこころの反映であり、その展開です。村人たちがいま困窮しているのも、村人たちの困窮するこころの反映なのです。その心を入れ替えなければ、本当の意味での困窮は改善されません。
お釈迦様はそういった困窮する村人たちの「こころ」を豊かなる観念へと反転させるために、托鉢に行ってこいといわれたのです。
それは村人たちに「与えるものはないほどに貧しい」という困窮の元になっている貧しい心の観念を捨てさせ、「与えることが出来るほどに豊かだ」という観念を托鉢に応じることによって引き出し、それを潜在意識下に植えつけるための行為なのでした。
このようにひとに与えるという行為は、あなたが自分の裡に豊富に所有している「満たされたこころ」を裏付ける行為となります。誰でも持っていないものを与えることなど出来ないのです。あなたが他の人に対して愛を与えるとき、その行為は同時に自らが愛をすでに豊富に持っているということを、その行動で実証していることになるのです。その行為の動機となったその考えは、あなたの裡に、潜在意識の奥深くに滲みこんで生きます。そして、「満たされているこころの現状」が、満たされている現実を創りだすのです。
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2.いつでも、ものごとの「明るい面」を視ましょう
私たちは「相対の世界」に生きています。ですからどんなものごとにも、明るい面と暗い面とがあります。
善いことと悪いことはじつは表裏一体です。それはものごとを、どちらの面から見ているかの違いだけなのです。
「認めたものが顕われるのが、現象世界の法則」です。それはどんな些細なものごとでも同じことです。そのものごとに対して、よい面を視る(認める)のか、悪い面を視る(認める)のかによって、そのものごとがどう展開してゆくかを左右しているのです。
ポジティブシンキングという言葉があります。プラス思考という言葉もあります。しかし、大切なことは「なぜポジティブに、プラスに考えるか」ということです。
何度も書いているように、すべての事象はこの現実界では二元的に存在しています。ですからどのようにネガティブでマイナスにみえる物事にも、その半面として必ずポジティブなプラスの面があるということです。どうせ視るのなら、その「明るい、よい面」を視ましょうということです。そのことを理解したうえで「ポジティブシンキング」や「プラス思考」を心掛けると成果が現れやすくなります。
人間は思ってもいないことを無理やり思考しようとしても、なかなかうまくは行かないものだからです。
しかし、すべての物事によい面が必ずあり、それを認めて見つめるということなら、自分の感覚に嘘をつく必要がありません。だからその考えが潜在意識に受け入れられ、希望する物事が実現していく原動力になるのです。
田植えの頃、村々では毎年春祭りが行われます。その祭りの中で、お茶碗一杯山盛りになったご飯を食べる行事(神事)が繰り広げられるのを、テレビのニュースなどで見たことがあるでしょう。あの行為もまったく同じ原理を利用しています。
この場合はイメージングも関わっていますが、つまりはよい面を視れば、それが顕われてくるということです。だから山盛り一杯のご飯を食べるのです。それが秋に頭をたれる稲穂を、豊作を意味しているのです。
春の田植えの頃に、秋の豊かな稔りのありさまを具体的に行為で表して、稲の豊作をこころに印象づけ、潜在意識に刻み込んでいるのです。
将来こうなる、ではなく、いまこうである、という表現が重要です。秋に稲がたわわに実る、ではなく、いまお茶碗山盛りのご飯を食べている、のです。こうなりますように、では、潜在意識は忠実ですから、こうなりますように、という現実を創出してしまいます。いまこうなっています、という思念こそがその現実を引き寄せるのです。
                                               
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3.善い言葉が善いことを引き寄せてきます
私たち日本人は、言葉の持つ実現性という働きを昔から識っていました。随神(かんながら)の道、すなわち神道では、神のことを何々の「みこと」と呼びます。「御言」と「尊」とは同じ意味です。つまり神と言葉とは違うものではなく、根元を同じくする同じ働きのものなのです。
神を言祝ぐ「祝詞」(のりと)も、「のりごと」(宣り言)であり、「宣り」とは「宣べる」(のべる)いうことで、「言」とは「ことば」のことですから、こころを言葉に表して宣言することなのです。
神の御前によい言葉の波動を響かせれば、言葉は現実を創る創造力を持っていますから、やがてよきものごとを創りあげるということを識っていたのです。
聖書においても、「初めに言葉があり、言葉は神であった」と述べられています。それほどに言葉はとても大事なものなのです。
ですから、安易に「ことば」を発してはいけません。その「ことば」の持つ「創化力」というものを考えて、よい言葉を使うように心掛けましょう。特に否定的なことばを慎み、肯定的で発展的なことばを使うように努めましょう。
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4.いつも善い未来をこころに描きましょう
あなたのこころのビジョンこそが、あなたの未来そのものです。
明るい肯定的な未来のビジョンをこころに描いていれば、その明るい肯定的なビジョンが現実となります。もし、あなたがこころに暗くて否定的なビジョンを描いてしまっていたら、その暗くて否定的なビジョンが現実となってしまいます。あなたのこころのあり様が、あなたを取り巻く環境を創りあげているからです。あなたを取り巻く環境は、あなたのこころそのものなのです。
「肉体はこころの影」であり、「環境はこころの反映」であり、「運命はあなたのこころのまま」なのです。
朝起きたときに、また床に就いて眠りに入るときに、あるいはメディテーション(瞑想)をして脳がアルファー波優位の状態のとき(このときが一番ビジョンがこころの奥に届きやすい)に、よきことばを唱えながら、よきビジョンでこころを満たしてください。
また、自己催眠や催眠誘導療法(ヒプノセラピー)を用いて、トランス状況(変性意識状態)下で潜在意識に暗示として浸透させ定着させる方法もあります。

この世の中には、「親和性の法則」というものが働いています。
同じような波動を持ったもの同士が引き合い、集まるという法則です。「類を持って集まる」という言葉がありますが、まさにそのとおりなのです。
よき考えを持った人はよき考えを持った人と引き寄せあい、よき面を視るもの同士は互いに出会い、よきことばを発するものは集まるのです。まわりを見回してみてください。性格の明るい人の周りには、同じように明るい人が集まっていませんか?人の悪口をいう人は、いつも同じように人の中傷が好きな人と徒党を組んでいませんか?
ひとはエネルギーであり、波動です。おなじ波動を発する人は、「響きあう法則」によってつながりを持つようになるのです。
音叉の実験を見たことがありませんか?調律などに使う音叉は、特定のの音階(音波)を発するように造られています。ふたつの同じ音階の音叉を並べ、そのうちのひとつを叩いて鳴らすと、やがてもうひとつの音叉も自然と鳴り響き始めます。これは共振性の法則です。
よき発想、よき面を視ること、よきことばを使うことは、すべてよきこころのあり様から発するもので、これがよき運命の原動力です。それらは互いに響きあい引き寄せあいながら、やがて「よいこと」という現実をを実現することとなるのです。
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5.いつも「感謝のこころ」を持ち続けましょう
あなたがすでにすべては「絶対理念」の御心によって満たされていることを識っていて、それをこころから認めて受け入れることができたなら、あなたのこころはいつも感謝で満たされているはずです。
すでに与えられ満たされていることを認識していることが源泉となって、自然に感謝の念を湧き起こらせるのです。
また逆に、「感謝のこころ」という、満たされた心のあり様が、満たされた現実を創りだすのです。
前項で述べたように、同じ波動同士は互いに引き寄せあう性質を持っているのです。満たされたこころの人は満たされたこころに引き寄せられるのです。
「感謝」は、「笑顔」と「賛嘆」(褒めること)とともに人のこころを開かせる妙薬です。誰でも笑顔で接して相手をこころから褒め、感謝のことばを投げかければ心を開かない人はいません。
そして、開かれたこころの奥からは、「ほんとうの生命」が顕われてくるのです。あなたがだれからでも、「ほんとうの生命」を引き出したとき、その人はあなたに何かを与えたくて仕方なくなるものです。なぜなら「ほんとうの生命」とはそのような性質を持っているものだからです。
「ありがとうございます」という「感謝のことば」は、現象界においては、まるで打出の小槌のようなものです。
「ありがとうございます」といえる人は、自分が満たされていることを肯定している人です。「認めたものが顕われる」のが現象世界の法則でした。ですから自分が満たされていることを認めている人は、満たされている自分を顕わすことになるのです。
あなたを取り巻くすべての現象の中に「絶対理念」の生命活動を見出し、そのことに感謝の念を抱いてください。そして「絶対理念」の生命に感謝のことばを向けましょう。そうすれば、あなたを取り巻くすべての現象から、「絶対理念」の生命があふれ出てくるでしょう。
「常不軽菩薩」(仏陀の前世)は、すべてのものの中に仏性(ほんとうの生命)を観て、その仏性を「ありがとうございます」と礼拝することによって、成道(ほんとうの生命に還る)を得たのだそうです。
                                               
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6.笑いは心をひらく妙薬です
「笑う門には福きたる」という言葉があります。昔の人はうまいことを言ったものです。
笑顔はいちばん簡単でとても素晴らしいプレゼントです。あなた自身とあなたの周りの人たちに笑顔をいっぱい振り撒きましょう。
笑いの中でも特にあっはっはっはっ、と明るく笑うことがよいようです。
「あ」は拡けていく明るい音霊です。波動も一番高位にあり、うちなるエネルギーを解放し発散する働きを持っています。だから一緒に笑うと親近感が高まります。それから何かに気づいたときにも「あっ」といいませんか。これも「あ」という音霊が拡らけて行く波動であることを示しています。
「お」は少し偉ぶったり誇ったりする音霊です。「おほほほほっ」と笑うのはどんな人ですか?
「う」はほくそえむような音霊です。少し籠もる感じですね。「うふふふっ」と笑うのはどんな人ですか?
「え」は照れるような、少し陰気は感じがする音霊です。「えへへへっ」と笑うのはどんな人ですか?
「い」は陰湿は笑いですね。音霊的には一番波動の低いものです。「いひひひひっ」と笑うのはどんな人ですか?
私たちは昔から「あ・い・う・え・お」という順番で憶えていますが、波動的には「あ・お・う・え・い」です。ゆっくり音を区切って発音してみてください。あから順番に上から下へ降りてくる感じがすると思います。
私は以前ある道場で「笑いの訓練」を受けたことがあります。講義の後、訓練の総仕上げの実践として15分間笑い続ける「笑いの大会」が行われ、私はその大会で見事準優勝しました。15分が経過したことを知らせる笛が鳴っても、しばらく笑いが止まらなかったことを思い出します。
それは一種不思議な体験で、その時私は笑いが自分の中からあふれるように湧いてくるのを感じました。もうとめどなく泉のように笑い声があふれ出てくるのです。そして笑いながら同時に不思議な喜びと幸福感を感じていました。
現在では医学的な面からも「笑い」についてのアプローチが行われており、免疫力を高める「キラー細胞」が増殖する事実が実験で確認されています。やはり「笑う門には福きたる」ようです。


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7.ご先祖様を大切に供養(感謝)しましょう

あなたの運命の25%を左右しているのは、あなたの守護霊と指導霊の働きです。
そして、あなたの守護霊と指導霊は、あなたのご先祖様の中から選ばれています。ですから、あなたがご先祖様を供養(感謝)することは、あなたの守護霊や指導霊を供養することにもなるのです。
あなたを一代さかのぼれば、父と母の二人がいます。もう一代さかのぼれば、その父と母にそれぞれ父と母がいるので、合わせて6人になります。これを20代さかのぼればどうなるでしょうか?何と1,048,576人となり、100万人を越えてしまうのです。20代さかのぼると、恐らく400年から500年くらい時代を戻ることになるでしょうから、江戸時代の少し前あたり、南北朝か安土桃山時代になるのでしょうか。魂には実際はその何倍もの歴史があるのですから、あなたのご先祖様の数たるや、おびただしいものになるはずです。
そして、そのたくさんのあなたのご先祖様の中には、とても高い霊性をこの世で具現して、多くの人々に尽くした人もあったはずです。その方にあなたの守護や指導を仰ぐことができれば、あなたの運命はその守護霊や指導霊の力によって、大きな好転を見ることでしょう。
また、たくさんのあなたのご先祖様の中には、現在も苦しい境涯にある方もあるかも知れません。その方たちを供養してあげれば、その方はあなたの供養によって救われた喜びに、きっとあなたに全霊の愛を送ってくることでしょう。それがまた、あなたの運命を好転させる力になるのです。
あなたがご先祖様を供養したいと発念し、どのように供養したらよいのか分からない場合は、ご遠慮なくメールでご質問ください。私で分かる範囲ですがお答えさせて戴きます。
どうか自分のご先祖様(自分の過去の念体である場合もあります)に感謝のこころを持って供養し、結果として運命を好転させてください。
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□ あなたの「そのままのこころ」、「初発の一念」を大切にしましょう。
□ この世の中(現象世界)には、「与えるものが与えられるという法則」があるのです。まず、あなたから与
  えましょう。なぜならあなたは与えることができるほど、すべてを豊かに持っているのですから。
□ いつでも、ものごとの「善い面、明るい面、肯定的な面」を視る(認める)ように心がけましょう。
□ ひと、もの、出来事の善いところを見つけて、たくさん褒めましょう。褒めるとそれが表に出てきます。
□ あなたのこころを善いことばと善いビジョンで満たしましょう。寝起きと寝入りばなに、イメージングとアファ
  メーションを取り入れましょう。そして瞑想を楽しく生活に取り入れましょう。
□ いつも「感謝のこころ」を持ち続けましょう。そしてそれを「ありがとうございます」と表現しましょう。
□ 笑いはあなたとあなたの周りの人のこころを開く妙薬です。いつも笑顔で歓びを表現しましょう。
□ あなたのご先祖様をこころから供養しましょう。
                                               
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ほんとうへの扉の鍵

運命を改善するには、まず「実相の世界(ほんとうの世界)」と「現象の世界(仮の世界)」の大きくふたつの世界があることを識り、そのふたつの世界の違いを理解しなければなりません。
「実相の世界」とは、「絶対理念」そのままの世界であり、ほんとうに「在る」世界です。ほんらい私たちの生命は、この「実相の世界」の一部としてまた全体として実在しています。ここは善一元の世界で、光と愛にあふれた光明燦然たる世界です。
この「実相の世界」は不幸や病気の存在を超え、災いや悪事や死をも超えた、完全なる世界です。
この「実相の世界」にこそ、私たちの「ほんとうの生命」は、はじめのない初めから、終わりのない終わりまで、在りて在りつづけているのです。

「現象の世界」とは、心のままに顕われる世界であり、仮に「在る」ように見えているだけの本来はない世界です。過去と現在と未来の三世と「この世(現界)」と「あの世(幽界・霊界)」とを含めた世界です。ここは二元的な相対の世界であり、因縁果の法則が支配しています。この世界はほんとうの生命(絶対理念の世界)の反映(影)として顕われている、とどまることを知らない移り変わる世界なのです。
仏教ではこの世界のことを「三界」といいます。「三界」とは、あれ欲しいこれ欲しいの「欲界」と、欲望を離れてなお物質に囚われている「色界」と、欲望の束縛からも物質の囚われからも離れている「無色界」とをさしています。
「三界は唯心の諸現」と経典にあるように、「現象の世界」はこころの法則によって支配されていて、こころのままに顕われている世界だと仏教でも考えています。
聖書においても、創世記には人間の創造が霊的なものと物質的なものと区別して記述されています。聖書においても、実相世界と現象世界とをやはり分けてみているのです。

何度もくどいほど書いてきていますが、実相世界の体験の「場」としてこの現象世界が存在しています。もしも本来の絶対の生命がそのまま現象界に顕われてきていれば、この現象界は苦しみも悩みもないまったく別の世界だったでしょう。でも、同時に喜びも覚醒もない世界ともなってもいたはずです。
この現象界は体験のための世界なので、そのために二元的で相対的な世界に仕立てられています。絶対の一元であれば、「そのもの」であることは出来ますが、「それ」を体験することはできないからです。
ですから、私たちはほんらい「こころそのもの」であるはずなのですが、こころとそれを意識するこころとに分離されているのです。だからこそ、この現象界では自らのこころを完全に支配できれば、自分の運命を支配できることにもなるのです。
これが二元論的運命の改善方法です。よくこころの法則を理解し、それを使い、自らを運命の主人公として能動的に生きてゆくことです。
しかし、完全に自分のこころを支配することは、簡単なことではありません。私たちは迷い、ときにつまづき、自らを運命の荒れ狂う渦に落としいれ、また自ら不幸の道を選んで歩むことすらあるのです。
あなたは自らのこころを完全に支配することができますか?悪を考えまいとすれば、返って悪がこころの中を彷徨い歩き、不幸を考えまいとすれば、返って不安と恐怖にこころは震えてしまうのではないでしょうか。
これが普通の人間であり、だからこそこの世の中には、病気や災難や苦難などに悩む人が多いのです。
そこで、もう一度「現象の世界」とはどんな世界であったか、思い出してみてください。
そうです、「現象の世界」とは「仮に存在する世界」であり、ほんらいは無い世界でした。「三界」はすべてほんらい無いのです。そうすると、三界を顕し出しているところの「現象世界のこころ」も無いのではありませんか?「三界は唯心の諸現」というところの、「こころ」もほんらい無かったのです。
私たちは、ほんらい無い「こころ」に囚われて、その「こころ」があると思っているためにその「こころ」に振り回されていたのです。

戸惑い迷う「こころ」があって、その「こころ」を努力して支配できるようになり、そうして「悟り」へ至るのではないのです。そう考えると、自己を支配するための道はとても険しく遠い道のりに思えて、到底到達できる道ではない、と諦めの心境に沈んでしまいます。
戸惑い、迷う「こころ」は無いのです。戸惑わず、迷わない「心」、「絶対理念のこころ」のみがあるのです。「実相世界のこころ」だけが実在なのです。「すでに完全なこころ」だけがあるのです。
私たちは「悟る」のではありません。「救われる」のではありません。「幸せになる」のでも「自らを支配できるようになる」のでも「裕福になる」のでも「愛に満たされるようになる」のでもありません。
私たちは「すでに悟っている生命」なのです。「すでに救われている生命」なのです。「すでに幸せな生命」なのであり、「すでに自らを支配している生命」なのであり、「すでに裕福な生命」なのであり、「すでに愛に満たされている生命」なのです。
私たちはただ、迷いの世界はほんらい無いものであり、完全なる実相の世界だけがあるのだ、ほんとうの生命だけがあるのだと認識すればいいのです。そして、その生命そのものであればいいのです。なぜならはじめから「絶対理念」だけが実在なのだからです。
空の鳥が、また野の花が何を食らおうと何を装おうと思い煩わぬように、私たちも人間としていま生きている生命そのもので在りさえすればいいのです。

改善しなければならないような、不完全な運命に翻弄されている私たちは、「嘘の私たち」でした。
改善すべき不幸に見舞われる運命など、はじめから「無い」のです。そんな運命はほんらい存在しないのです。
あなたは「くらりっ」と、こころを転回して、「すでに自由自在」の実相の運命を「そのまま」生きればいいのです。
迷うこころに囚われず、「すでに悟っている」実相のこころで生きるのです。そこに「現象世界のこころ」が関与する余地はもうありません。
「不安」も「恐れ」も、積極的存在ではありません。あなたが「ある」と認めているから、仮に顕われているだけなの消極的存在なのです。
これが一元論的運命の改善方法です。あるがまま、すべては御心のなせる業であるとしてあらゆる事象を肯定し、その御心(絶対理念)のままに生きて行けばいいのです。
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運命を改善してよりよく生きるために、以下の3点を実行しましょう。

□ 今日から「瞑想・メディテーション」と「アファーメーション」をはじめてください □
□ あなたにできる、多くの人のために役立つことを何かひとつはじめてください □
□ いつでも「笑顔」と「思いやりのある言葉」と「善き面を見つけて褒める」ことを忘れないでください □


この世界に解決できない問題はありません。あなたがその問題を掴んでしまって放さないから、問題は問題として存在しているのです。問題とはあなたが概念化して定義させたものです。あなたがある事柄を問題だと考えなかったら、その事柄はあなたにとって問題にはなりません。つまり、問題として存在しないということになります。
見えない鎖につながれる必要はありません。あなたは常に自由で、愛に満ちた、すでに自在な存在なのですから。

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